2008年12月16日
GUTE FAHRT(’57年1月号その1)

いよいよ、mr.patinaさんが譲ってくださったGUTE FAHRTを少しずつ見て行きましょう。
このシリーズはきっと不定期の更新になると思います。
まず、雑誌名の「GUTE FAHRT」ですがこれを英語にすると"GOOD TRIP"ということになります。
その下に「VWドライバーのための雑誌」と書かれています。
前にも書いたように、この雑誌はVWのオーナーのための雑誌なんです。
この号は表紙の裏表の4ページを除いて36ページで構成されています。
紙はかなり薄く、触るのが怖いくらい、ヘロヘロしてます。
51年の年月が経っているわけですから…。
スキャンして少しでも早く袋に戻してあげたい気分になります。
カルマンと、私と、そしてこの雑誌たち…
51年間の間、ずっとどこかに存在していたわけで、いったいどんな人の間を渡ってきたのでしょう…。
知れるものなら知ってみたい気がします。
さて、表紙ですが、いい写真ですね~。
ラグトップのオーバルが羊の群れに囲まれています。
帽子のおじさんもいい雰囲気です。
向こうは雪のようですね。
なんだか、羊たちの声が聞こえてきそうな写真です。

裏表紙はVWの生産台数を示し、すでに100万台の実績をアピールしているようです。
こちらは表2
表紙の裏の広告スペースです。
タイプ1ではデフロスターのおなじみのパーツがもう、この時代に販売されています。

23Wについているキャリアは今は見ないタイプですね。
その下の文章は何て書いているのでしょう?
見出しだけ訳すと、「それは、世界中で言われている」となるのでしょうか?
1ページは全て広告です。
上の段はオイルやシリコン系のスプレーでしょうか?

右はオーバル用の追加メーターの広告のようですね。

なんのメーターでしょう?
じっくり訳してみたいのですが、時間が…
昔は商品をキャラクター化したものが多かったのですが、最近ではあまり見かけませんね。
広告1つ取って見ても、当時のパーツの資料になりますね。
いやあ、なかなか見ごたえがあります。
私はこの雑誌から50年分の時の流れを知った上で見ていますが、当時はここから以前しかないというのが当たり前なのに不思議な気がします。
あのボタンはスターターボタンなのですか?
しかもオーバルダッシュについてるのは53年だけ?
実は、ビートルのことあまり知りません…。
もう、何度も…
血が出るまで…
うん、確かに、困った顔してるように見えますね。
しかし、この写真はどういうことなんでしょう。
この写真を撮るためにわざわざ羊を集めたのか、単なる偶然なのか…
目線的には脚立の上あたりで撮ってる感じがしますから、ヤラセですかね~。