2009年10月10日
GUTE FAHRT(’57年9月号その1)

今日はフォルクスワーゲンの機関紙GUTE FAHRTの1957年9月号を見てみましょう。
表紙の写真はよほどのどが渇いていたのか、洗車用のバケツの水を思わず飲んでしまうワンコの写真です。
「あら、ストイコビッチだめよ! その水はばっちいわよ!」
なんて、女性が言ってそうです。
ドイツ人がイヌにどんな名前を付けるのかまったく知りませんが…。
1957年当時、私のウチではスピッツを飼っていたようです。
名前は「コロ」でした。
裏表紙はカルマンです!!

石畳の坂道を颯爽と登るカルマンの色はガゼール・ベージュでしょうね!
ちょっと気になるライト周りをアップにしてみました。

ヘッドライトのレンズはVカットレンズのようですが、ウィンカーレンズがちょっと今と違って見えません?
短く、丸い感じです。
こちらは私のカルマンです。

う~ん…
明らかに違いますね…。
また、新たな研究課題が…
表紙の裏、表2の広告にはオクラサキットの広告がありました。

アップにしてみると、

オクラサは現在のエッティンガーの前身です。
ワーゲンのエンジンのチューニングキットを当時から作っていました。
最近、このオクラサのチューニングキットのリプロができたそうです。
1200ccのスタンドエンジン用ですので、1600ccに換装されている私のカルマンには搭載したくてもできません。
まあ、パワーは今の50馬力のままでも充分だと思っていますが…。
こちらは2ページです。

ん?
なんだ?
このビートルの写真…。

バンジョーステアリングはそれほど珍しくありませんが、ダッシュボードとボディの一部を白に塗っているようです。
ホワイトウォールタイヤも履いて、オシャレしてみましたというところですかね?
3ページにも面白い写真がありました。

ビートルのシートを外して外で使えるようにしています。

ちょっとフレームが華奢なんじゃないの?…とも思えますが、なかなかのアイデア商品ですね!
今はないのかなあ…。
さて、10ページはカルマンの写真が半分占めてます。

なんて書いてるのでしょう?

表題は「もう、スパゲッティは食べました?」でいいでしょうか?
イタリアのデザインのカルマンをスパゲッティと表現しているのでしょうかね?
11ページにもあれ?と思う写真がありました。

のどかな牧草地帯にアウトバーンの高架橋…。

文章が肯定的な内容なのか、否定的な内容なのか、興味がありますが訳せません…。
否定的な記事だったらすごいですけど…。
DKW@Kyotoさ~ん!!(笑)

なので正しくは、
「あら、アインシュタイン、気持ちが悪いの?吐くならちゃんとバケツに吐きなさい。道路を汚すと皆さんのご迷惑になるから。」
ということでした。
ワーゲン乗りは昔からマナーを大切にするんですね!
これは文章も簡単で短いので助かります。
ミュンヘンーザルツブルグを結ぶアウトバーンに架かるロイタル橋が完成まじか、10月中旬には開通の予定。下に見える迂回路は18%の急勾配で地方からのドライバーの肝を冷やさしたものである。
18%の急坂とは私にはピンときませんがどれ位の
ものなのでしょうか。当時の馬力対重量比の悪い車
でしたらドライバーが恐怖を感じる程のものだった
ものと思われます。
環境については何も書いておりません。当時は誰も
そんなことは感じなかったのでしょう。
橋といえばドレスデンの橋も作ることに決まったそうで残念ですね。
2色塗りわけのビートル、色はアクァマリンブルーとクリームで大変よく似合っているのではないか、とほめているようです。
下のカルマンの方、長い記事ですが欧米の国々においての同じスペルでも発音の違いが有ることをKarmann-Ghiaなどを例にあげて説明しているようです。
アップの写真を載せました!
でも、よくわかりませんね!
なるほど!
そういうことでしたか!
さすが、ドイツ事情に詳しいk-ghiaさんです!
イヌも躾が大事ですね!
いつもありがとうございます!
さすがのドイツでもこの時代には環境問題にはなっていないんですね!
18%の勾配なんて…結構ありそうですが…。
旧車にとっては下りのほうが怖いかもしれませんね!